おじぎをしながら撮るんです。ローライフレックス スタンダードの使い方その2
レトロで素敵な二眼レフ、ローライフレックスの使い方その2です。
その1はこちら。→これも…カメラなんです。ローライフレックス スタンダードの使い方 その1。
じっと下を見る。
フイルムのセットが完了しましたので、テスト撮影です。
今回は上角の大粟神社にやってきました。
フイルムが入っているからといっても、すぐにバシバシ写真が撮れる訳ではありません。
今のスマホやデジカメは、露出やシャッタースピードはオートで調整してくれますが、ローライフレックスはそんな便利なものはないので(電池すら入っていません)、全部手動で設定してあげるのです。
写真を撮るために必要な設定はこちら。
・絞り
・シャッタースピード
・ピント
これを目に例えると、絞りは瞳孔の開き具合、シャッタースピードはまばたきの速さです。
この2つは露出計という装置で測ることができます。
緑の針が赤い針に合うように下側のダイアルを回すと、適正な絞りとシャッタースピードの組み合わせが出ます。今回の場合は絞り16に対して、シャッタースピードは1/250くらいですね。
絞りの数値によってピントの合う範囲(被写界深度)が変わってきますので、表現したいイメージに合わせて、絞りとシャッタースピードの組み合わせを使い分けます。
さて、露出の設定ができましたのでファインダーをのぞいて構図とピントを決めていきます。
ここからが二眼レフの撮影スタイルの面白いところ。
被写体の像はカメラの上のレンズを通り、カメラ内部の鏡に反射して上に進みます。
普通のカメラは像の光はカメラ背面のファインダーか液晶画面に進みますが、二眼レフは上からのぞきこむ形になるのです。
なんだかおじぎをしているように見えますね。
撮影者が下を向いているので視線が気にならず、人物撮影に向くといわれています。
モデルさんが「撮られてる…」と緊張せず、リラックスした表情になります。
フイルムは12枚撮りです。全部撮り終わったら現像します。
デジカメと違い、現像するまでどんな写真が撮れているか分からないのがいいところ。
ローライフレックス スタンダードの使い方その3に続きます!
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